活動報告(お知らせ)

活動報告(お知らせ)

2022.04.22 お知らせ

国内最大級の日産スタジアムにおいて、ICTと人の力でAEDによる観客救護の取り組み 「RED SEAT」の実証実験および実装をラグビーリーグワンで行います。

AEDの普及啓発、教育訓練活動を展開している公益財団法人日本AED財団および横浜キヤノンイーグルスは、「RED SEAT(レッド・シート)」の実証実験を行い、併せて実装します。「RED SEAT」はスポーツ観戦中の心臓突然死ゼロを目指す施策で、今回、大規模スタジアムにて初めて、ICTと人の力を融合させて実施します。

AEDの普及啓発、教育訓練活動を展開している公益財団法人日本AED財団および横浜キヤノンイーグルスは、「RED SEAT(レッド・シート)」の実証実験を行い、併せて実装します。「RED SEAT」はスポーツ観戦中の心臓突然死ゼロを目指す施策で、今回、大規模スタジアムにて初めて、ICTと人の力を融合させて実施します。

「RED SEAT」はスタジアムでAEDを必要とする方に1秒でも早くAEDを届けることでスポーツ観戦中の心臓突然死ゼロを目指す取り組みです。

心臓突然死は年間約79,000件発生しています。いつ、どこで、誰に起きてもおかしくない病気で、スポーツ観戦中に興奮して心臓発作を起こす人もいます。心停止が起きた際、その救命率は1分経つ毎に10%低下しますが、スタジアムのような広い場所でAEDを現場に即座に届けることは容易ではありません。そのようなスポーツ観戦中の心停止による死亡者をなくすため「RED SEAT」システムが考案されました。


日本AED財団は、「RED SEAT」の導入を目指し、横浜キヤノンイーグルスと協力して日本ラグビーフットボール協会への提言を行って参りました。 「RED SEAT」は大規模スタジアムであるほど、より必要性が高く、効果を発揮するシステムです。今回の実証実験は、日本AED財団が横浜キヤノンイーグルスの協力のもと、日産スタジアムでのホストゲーム開場前の時間を利用して実施します。国内2番目の観客収容数をもつスタジアムスケールを考慮し、株式会社フィリップス・ジャパンのICTデバイス・SOSボタンの通報システムを活用します。『RED SEATER』と呼ばれるボランティアが、設置されているAEDを想定心停止現場までより早く運搬し、その運搬にかかった時間の計測とフローを確認、結果をもとに適切なAEDの配置数、位置などを検証します。その結果を踏まえ、同日、横浜キヤノンイーグルスホストゲームにおいて、SOSボタンを活用した「RED SEAT」システムを国内で初めて実装します。開場から試合終了後観客が退場するまでの間、スタンド内に配置された『RED SEATER』が観客を見守り、万が一観客が倒れた場合は、いち早くAEDをもって駆けつけ対応します。場内では「RED SEAT」について電光掲示やポスターによる周知を行い、さらにAED設置場所の視認性を高める表示により、スタッフやラグビーファンの救命に対する意識の啓発を図ります。

 

またこの活動を通じて、SDGsのゴール*3,4,11に貢献できるものと考えております。

ゴール3:すべての人に健康と福祉を

ゴール4:質の高い教育をみんなに

ゴール11:住み続けられるまちづくりを

 

横浜キヤノンイーグルスは、AEDの普及・啓発・教育を通じた安心・安全な社会環境づくりを社会貢献活動の一環として取り組んでおります。AED普及活動に加え、ホストゲームにおける「RED SEAT」を含めた観客救護体制を充実させ、社会課題の解決に寄与していきます。

 

<横浜キヤノンイーグルスによる「RED SEAT」およびAED普及に関するこれまでの取り組み>

・2019年5月 小学生向けラグビー大会「イーグルスカップ」にて、来場の父兄を対象にAED講習会を開催、イーグルスの選手も受講。

・ラグビートップリーグ2019-2020シーズン 第11節キヤノンイーグルス vs 東芝ブレイブルーパス(2020年4月4日・秩父宮)にて「AED普及推進マッチ」としてラグビー競技会場で初となる「RED SEAT」実証実験を日本AED財団協力のもと計画。日本ラグビーフットボール協会およびトップリーグの了承のもと準備を進めていたが新型コロナ影響により中止。

・2020年12月、日本AED財団が推進している「スポーツ中の突然死ゼロの取り組み」に賛同し、キヤノンマーケティングジャパンが企画したAED啓発動画「300秒のキセキ(スポーツ編)」の制作に協力。

https://cweb.canon.jp/medical/aed/activities-sports.html
「RED SEAT」はスタジアムでAEDを必要とする方に1秒でも早くAEDを届けることでスポーツ観戦中の心臓突然死ゼロを目指す取り組みです。

< AED設置体制整備に向けた実証実験および実装 概要>


日時:4月23日 ラグビーリーグワン第14節 埼玉パナソニックワイルドナイツ戦

①   実証実験:10時30分(開場前)~12時30分

②   「RED SEAT」実装:12時30分(開場時刻)~試合終了後、観客の退場まで


内容:① 実証実験:SOSボタンを使用し、通報~AEDを取りに行き、現場到着までにかかる時間
を測定、適切な配置場所・数を検証。SOSボタンを使用しない場合との比較を行う。

   ②  「RED SEAT」実装:SOSボタンを持ちバックスタンド内に配置されたRED SEATERが観客を見守り、万が一人が倒れた場合、いち早くAEDをとりに行き、用いた一次救命処置を実施


場所:日産スタジアム バックスタンド1階席のE11ゲート~E14ゲート付近


参加:(公財)日本AED財団、横浜キヤノンイーグルス、キヤノンマーケティングジャパン(株)、NPO法人 愛宕救急医療研究会、
NPO法人 ちば救命・AED普及研究会、NPO法人 つなぐいのちの輪:バイタルネットジャパン


目的:日産スタジアムにおける適切なAEDの設置数、位置、フローの検証と観客の見守り。スタジアムスタッフやラグビーファンの救命に対する意識啓発。

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