新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、目の前で人が倒れたら、心肺蘇生、AEDを用いた救命処置はどうしたらよいでしょうか?
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市民による救命処置のうち人工呼吸は、そもそも自信がなければ省略していただいて結構ですが、感染のリスクが危惧される状況ではむしろ行わない方が望ましいと考えます。最も優先すべきはAEDによる電気ショックを即座に実施することです。胸骨圧迫は重要な補助手技で、電気ショックの前後にしっかりと行うべきですが、感染がとくに危惧される状況では、相手の口を布などで覆って行うことが勧められます。また救命処置に関わった後には、手洗いを忘れないで下さい。救命といえども、まずはご自分の身を守ることが大前提であり、無理はせずにできることをしていただきたいと思います。